桐井戸端BBS過去ログ2001


前書き



20世紀の知的資産をすべて公開

 私は管理工学研究所の広報を担当しています。まず最初に、桐井戸端BBSに参加して頂いている皆様には常日ごろから心強い応援をしていただき、ありがとうございます。
 桐井戸端の過去ログは、桐を使っていて困ったときの最強の道しるべとなり、これまで多数の桐ユーザーの助けとなってきました。管理工学研究所の力不足を皆様に後押ししていただき、こんな幸せなソフトハウスは世界中探しても他にはない! と感謝の念に堪えません。

 今回、幅田さんにお願いしてこの書籍を作ろうとした理由は、「桐井戸端の過去ログをCD-ROM」にして広く桐ユーザーの方々にこの道しるべを知ってもらいたいと考えたからです。そして、インターネットの掲示板を発信元として、桐井戸端BBSに参加されている皆様の知恵と熱意がオフライン検索用のCDブックになりました。本当に!感謝しています。

 書籍化の作業をしていて改めて実感したことがありました。桐の産みの親は管理工学研究所というソフトハウスですが、育ての親は桐ユーザーの方々なのです。たとえてみると、社員として雇われたかのように活躍するパソコンのソフトは多数ありますが、桐は家族の一員としてユーザーの方々に受け入れてもらえたとても恵まれたソフトだと再確認しました。

 私たちはメーカーとして、ユーザーの方々に役に立つ製品を作ることに喜びを感じて仕事をしています。2001年の課題は皆様に育てていただいた桐8をベースにし、今まで以上に直感的に操作してもらえるように改良を重ねて桐9を完成することです。特に力を入れているのは表形式会話です。エンドユーザーコンピュータリングと呼ばれる部分を強化し、初めて桐を使う人にもスムーズに受け入れてもらえるものを実現します。

 ソフト開発に携わっていて挑戦したいことはたくさんあります。そのどれもが一朝一夕に実現できるわけではありませんが、一歩一歩進めていきます。私たちは単に『産みの親』、そしてユーザーの方々こそが『育ての親』、このすばらしい関係を末長く続けていけることを目標に日夜努力します。

 2002年に、桐井戸端BBS過去ログvol.2でお会いできることを願って、これからもよろしくお願いいたします。


2001年2月吉日
武田 道朗

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