幅田の制作日記
はじめに
「桐井戸端BBS」でのコメントの中から有益なものを選び、解説本を作ろうとのお話は以前からありました。だけどその話が持ち上がってから後、いろいろと情勢が変わり、お話はなかなか前に進みませんでした。
あれから約1年たって、管理工学研究所の武田さんから、桐井戸端BBSの過去ログをすべてCD-ROMに収め、パソコン書籍としてショップに並べたい、とのお話を持ちかけられました。本文は武田さんが書かれるそうなので、私の仕事は過去ログをCD-ROMに収めるための整理と、検索用のフォームを桐で作ること。
それぐらいの作業なら、仕事の合間にでもできるかなという安易な思いと、なにより「桐井戸端BBS」を書籍として並べてもらうことにより、全国の桐ユーザーに「まだまだ桐は健在なんだ」ということを示し、インターネットをしていない桐ユーザーの方々にもこの「困ったときの道しるべ」としての「過去の桐井戸端BBS全文検索」を知ってもらいたい、という思いで快くOKしました。
検索用のフォームを作っていく中で、困ったことがあれば、自ら過去の桐井戸端BBSを検索し、有益な記事を見つけては参考にしていきました。また管理工学研究所のUさんからもいろいろと技術的なアドバイスをいただきました。
その後手がけてから約1ヶ月、ある程度完成しかけたときふと思いました。
「作成した検索プログラムは、wfm、kev、tbl、varのファイルが1つずつという単純なファイル構成、そしてイベントファイルは約250行という大変短いものだけど、この中には関数の使い方や、絞り込み等の機能、フォーム、イベント処理のさわりのようなことなど、いろいろと桐を使うためのおいしいヒントが込められている。そしてそれらを自分だけのものにしておくことはできない。なぜならCD-ROMの中の過去ログはみんなで共有するために収められているわけだから、その検索プログラムの制作過程もみんなで共有するべきなんじゃないか」と。
思い立ったら吉日、その制作過程を発刊する本の中で紹介させてほしいと武田さんに持ちかけたら、快く賛同していただきました。
しかしながら、私にはプロのライターさんが書かれるような立派な解説文を書く能力を持ちあわせておりません。そこで、このシステムを試行錯誤しながら作りあげていく様子を思いつくまま日記風に書きつづってみることにしました。その中から何かひとつでも、皆様方にとって参考になることを見つけていただくことができたら幸いに思います。
注意!
「ヒント」と書かれたところには結構おいしいコトが書かれています。つたない私の文章は読み飛ばして、「ヒント」だけを拾い読みしても、かなり参考になるんじゃないかと思います。ただし、あくまでヒントですのであまりに簡単に書いてあることもあります。その場合は本文をもう一度読み返してください。
また、過去の桐井戸端BBSNo.****と書いてあるときは、収録されている検索フォームでその番号を入力して検索すると見つけることができます。んじゃ。
一日目へ |