過去の桐井戸端BBS (桐談義・その他) |
6039 | 桐はAccessより駄目なのか? | 吉田 | 2000/05/14-17:38 |
ある会員制組織で名簿管理に桐を使っています。 桐は、バージョン4のときから現在は、おおむね桐8、ときどき桐5といった使い方をしています。 地方の支部の事務局から新規にソフトを入れるときは、何がいいかと相談されると、 「桐がいいですよ。エクセルや、アクセスでもできますけれど、共通のソフトの方が何かと便利です。」 と答えるようにしています。 既に、別のソフトを使っているところは、こちらも桐でシステムを組んでそれでないと処理が困るということもないので、 継続して使ってもらっています。 それで今のところは特に問題は起こっていません。 しかし、中には、「桐はもう終わったソフトだからやめましょう」などと、桐を使っていもしないのに意見される方も いらっしゃいます。 私はマイクロソフト社のアクセスを使ったこともないですし、それで別にアクセスの悪口を言うつもりでは毛頭ないので、 ただ、そういう桐に対するいわれなき批判に対して、いや、これが桐がすごいんだ! という正当なる弁護を展開したいのですが、どなたか、いくつかのポイントでわかりやすく教えてくださいませんか。 ちなみに私が聞きかじったことでは、 @桐は日本語データベースだから、日本語の処理や日本語による一括処理が優れている。 A併合処理のスピードが格段に速い。(根拠がまだ今ひとつわからないのですが) B自由度が高い。 といった所です。 なお、桐5をときどき使っているのは、桐8に比べて処理速度が圧倒的に早い作業があるからです。 では、よろしくご教示のほどお願い申し上げます。 | |||
6047 | 桐はAccessより駄目です(非まじめ) | 佐田 守弘 | 2000/05/15-00:30 |
記事番号6039へのコメント 吉田さん この件に関する議論は過去ログにあったと思います。 まずはそれを読んで頂くこととして、ここではやや皮肉めいた文章で書かせて頂きます。 非まじめな点は御容赦下さい。 ●桐はAccessに比べてだめです。出版の対象になりません。 世界的(日本だけ?)にメジャーなAccessに比べたら、桐は余りにもマイナーです。 ですから、解説書を始め、雑誌記事などを書かせてもらえません。 (桐にこだわりすぎて出版社から見捨てられたライターが約1名程おります。) ●桐はAccessに比べてだめです。金が取れません。 Accessを本当に使おうとしたら、モジュールのハードルが高く、ほとんどの人はここで挫折します。 これがAccessの良さです。一般ユーザーが使いこなせないからこそ、金になります。 「本格的なDBを構築しようとすると、どうしても億からの費用がかかります。 当社ではAccessで開発しますので、数百万円程度の大変安価な費用でお受けさせて頂きます。」 桐ではこうは行きませんね。 「ええっ!10万円だって高すぎるよ。だって...桐のソフトだって数万円でしょ?」 だから桐はだめです。儲かりません。 ●AccessのVBAは高機能だからいろいろなものが作れます。 ウイルスも作れるのではないでしょうか。桐の一括処理じゃウイルスは作れないでしょう。 ■自分で使うなら DBで商売しようとしたらやっぱりAccessなんでしょうけど、自分で作って自分が使うには余り向いていないですね。 「ユーザーの、ユーザーによる、ユーザーのためのデータベース」桐はそう言ったソフトでしょうか。 佐田守弘(KS-00119) いろいろと反論はあると思いますが、桐とAccessの1つの側面と言うことで御理解頂ければと思います <m(..)m>。 | |||
6049 | 桐はどこが優れているのか | 佐田 守弘 | 2000/05/15-01:03 |
記事番号6039へのコメント 直前の書き込みはやや皮肉めいた表現をしてみましたが、今度はまじめな話として書かせて頂きます。 実の所、いつも桐ばかり使っていると、桐の良さが当たり前になってしまい、 どこが良いのか分からなくなったりしております。 桐の良い点はいろいろあるのでしょうが、その1つとして入力のしやすさがあるのかと思います。 ●参照系のDBと入力系のDB 参照系とは既存のデータを検索して参照する用途、入力系とはDBデータを入力する用途です。 一般にAccessは参照系に強いが、入力系に弱いと言われます。これに対して、桐は入力系を重視したDBと言えそうです。 Accessそのものでマスタファイルを入力することは余りされず、一般にはExcelで入力してAccessに取り込む方が 多いのではないかと思います。 ●表形式でもそれなりに入力が行える Accessも入力インタフェース部分をモジュールで作成すれば、使いやすく作れると思います。 しかしこのつくり込みが結構面倒ではないでしょうか。 テーブルだけでは、お世辞にも入力が楽にできるとは言えないと思います。 これに対して、桐は表だけでもそこそこデータの入力編集が行えます。 便利な点がいくつかあると思いますが、 ・表レベルで設定できる表引き入力 ・直前値の入力 などは、以前から桐の売り物だった様です。 佐田守弘(KS-00119) | |||
6050 | Re:桐はどこが優れているのか | 吉田 | 2000/05/15-14:43 |
記事番号6049へのコメント 佐田様 ご教示ありがとうございました。 コメントをアップしたあと、過去のBBSをのぞいたら、これまでも同じようなお話があったのですね。 失礼しました。そして、大変勉強になりました。 DBの難しい話は、まだ私のレベルでは高すぎて勉強しないとわからないことが多いのですが、 ともかく下手な説明より、ここのログをお見せして、納得いただくようにしようと思います。 重ねて佐田様はじめ、皆様に感謝申し上げます。 また何かありましたら、宜しくお願いします。 | |||
6111 | Re:桐はAccessより駄目です(非まじめ) | 清水 泰行 | 2000/05/21-14:01 |
記事番号6047へのコメント 思わず笑ってしまいました。 まさにおっしゃるとおりですね。 私の会社内の開発状況を見ると、ACCESSからVBに移行しつつあります。 これは、主に処理スピードの問題です。 データベースの販売状況を店頭などで見ると第2位はファイルメーカーのような気がします。 桐はファイルメーカーをもっと研究するといいと思います。 WEBでの公開や、WORD文書をフォームにリンクさせて、 その上にデータベースのフィールドを重ねてフォームを完成させるとか、 IPアドレスが固定であれば、独自のプロトコルで遠隔地からでも共有できるとか、 ちょっと違った視点でのスモールビジネスユーザーがほしい機能が詰まっています。 ファイルメーカーには負けないでほしい。 | |||
6112 | WEBで共有できれば | 佐田 守弘 | 2000/05/22-00:48 |
記事番号6111へのコメント 清水 泰行さん >IPアドレスが固定であれば、独自のプロトコルで遠隔地からでも >共有できるとか、ちょっと違った視点でのスモールビジネスユーザーが >ほしい機能が詰まっています。 そうですね。インターネットないしイントラネットを介して桐のデータを参照できるような機能が生まれたら、 今までにない全く新しい用途ができるかも知れませんね。 そんな新しい桐の用途を管理工研は考えてくれているのではないかと期待しております。 佐田守弘(KS-00119) |