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13015 | 桐を基幹データベースの入力用として利用したい | ATAK | 2001/09/13-20:08 |
基幹データベースの入力設計が悪く、効率が良くないので困っています。 辞書は貧弱だし、郵便番号から住所を引っ張ってこないし。 例えば、桐を基幹データベースの入力用として利用できるものなのでしょうか。 素人ながら次の2つの方法を考えています。 1.桐をそのデータベースにつなげて、桐のフォームから入力をさせる方法 2.桐の中で入力して、基幹データベースにデータとして渡す方法 以上2つを考えているのですが、可能なものでしょうか。 桐で入力部を設計すれば、かなり効率がよくなると考えています。 基幹データベースは、多分COBOLで組まれていると思います。 端末としてWin95からもLANでつながれています。 あまり、詳しい状況が分からなくて申し訳ありません。 このような形で、利用しておられる方がいたら、方向性だけでも教えていただければと思います。 | |||
13019 | Re:基幹データベースとのやり取りについて | 佐田 守弘 | 2001/09/13-22:54 |
記事番号13015へのコメント ATAKさん まず一般論としての話ですが、基幹のDBのフロントとして桐を使うのは充分にあり得る事ですし、 実際にその様な事は考慮されています。 そのもっとも典型的な例が、オラクルのフロントに桐を使う例です。 この場合には、オラクル桐と呼ばれるカスタマイズされた桐が用意されているとの事です。 これ以外にもSQLサーバなどのフロントとして使うために、桐には、一応ODBCの機能が備っています。 しかしながら御質問の基幹システムはCOBOLですね。 はっきり言って、COBOLの事は全く考慮されていないだろうと思います。 またCOBOL自身も、現在の様なパソコンをインテリジェント端末として利用するようなケースは もともと想定されていないだろうと思うのです。 従って、従来言語のCOBOLと桐などのPCアプリケーションとのインタフェースは そもそも存在しないのではないかと思います。 ただし、これはご希望の事が全く不可能という事ではなく、やり方はあると思います。 多分、入力専用端末として桐を使いたいという事なので、それを想定したシステムの概要を述べます。 ここで述べるのは具体的な方法ではなく、 それを解決するための必要な技術ポイントです。 @COBOLシステム側の入力はどうなっているか おそらく、指定のデータフォーマットで書かれたデータを入力する仕組みは備っているはずです。 まずそのフォーマットを調べる事から始まります。 おそらくは、カードデックを想定した様な形のデータフォーマットのはずです。 A桐側でCOBOLが要求するデータフォーマットを出力する COBOLのデータフォーマットが分かれば、そう言った形のデータを出力する事は、桐側で可能なはずです。 そのフォーマットに応じた入力用のtblを作ったりそれをテキストで出力する事はそれ程難しいはなしではありません。 Bファイルコンバータが必要 上記の@とAができれば、課題は解決しそうに見えますが、そうは行きません。 そもそもパソコンとメインフレーム(大型計算機)とはコード体系が異なります。 一般にパソコンで使用されているのは、ASCIIコードやJISコードなどですが、 COBOLが使われているマシンはEBCDICと呼ばれるコード体系です。 PCのデータをCOBOLに読み込ませるには、ASCIIないしJISコードをEBCDICに、 逆にCOBOLからのデータを受ける場合には、EBCDICからASCIIないしJISに変換する必要があります。 これには市販のデータコンバータを使うか、あるいは桐の中でデータを置き換える様なプログラムを独自に開発する必要があります。 佐田守弘(KS-00119) | |||
13038 | Re:基幹データベースとのやり取りについて | ATAK | 2001/09/14-19:52 |
記事番号13019へのコメント 佐田 様 ありがとうございます。 データのコンバートさえ出来れば、基本的に可能ということですね。 確かに「桐」で入力用のフロントエンドをした方が、はるかに楽になると感じています。 一度「考え方としては可能」ということを前提にして、検討してみたいと思います。 えっオラクル桐というのがあるのですね。 初めて知りました。DBがオラクルで作成されている場合は、かなり活用できそうですね。 基幹DBは安定したオラクルでガチっと作っておく。 入力、集計作業等は柔軟な「桐」で行う。そんなイメージでDBを運用する、とらえればよいのでしょうか。 ところで、オラクルでDB作成しなくてはいけない場面って、どんな場合なのかよかったら教えてください。 | |||
13039 | Re:基幹データベースとのやり取りについて | 佐田 守弘 | 2001/09/14-23:37 |
記事番号13038へのコメント ATAKさん 私はそういった大規模なDBは扱っておりませんので、詳しい事は分かりません。 しかしながら、数千人から数万人規模のユーザーがいる会社を対象として、 例えば勤務入力を行う、各種諸経費の処理を行うといった処理や、 世界各地に関係会社や支店を持ち、それらの財務を統括するようなシステムを作ろうとしたら、 やはり大規模なDBが必要になると思います。 また、それ程の規模でなくても、数百人規模で一斉に入力する様なシステムだと やはりAccessや桐のクラスでは対処できないと思います。 そういった場合には、例えばSQLサーバ(VBでも同じか?)でDBを構築して、 そのフロントにAccessを使ったり、オラクルでDBを組んでフロントに桐を使うといった事が 意味を持つのだと思います。 なお、オラクル桐の詳しい事は、管理工学研究所に問合せて下さい。 佐田守弘(KS-00119) | |||
13048 | Re:基幹データベースとのやり取りについて | ATAK | 2001/09/15-13:10 |
記事番号13039へのコメント 佐田 様 ありがとうございます。基幹DBをより使いやすくするツールという役割もあるということですよね。 フロントエンドという視点からの活用も考えていきたいと思います。 |