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21529 | datanatureとはどういうソフトなのでしょうか | 山田 | 2003/07/23-00:29 |
桐とは直接関係ない話ですが。 実は、ホストコンピューターに蓄えられている売上データのようなものから、 月次単位で、いろいろの検索条件でデータを取り出すシステムを作るよう、 システム部門へ要求しました。 たとえば、相手先の月間売上が10万円以上を取り出すとか、というシンプルなものです。 勿論検索条件はその都度違います。 金をかけるのなら、桐で俺がやる(当然もしそうなったら皆さんのお力を内心頼りにしていたのですが^^)、と云ったら、 3万なにがしでDATA NATUREなる検索システムがあるので、それでやりますという返事でしたので様子を見ていました。 本日、できましたのでみてくださいということで、試作品を試してみました。 まーまー要求どおりのものができていましたので、異を唱えるつもりはないのですが、 このアプリについてお分かりの方、特に桐との違いについて教授頂けたらと思います。 私としては、元は日別のデータなのに、簡単に月間単位のデータを元に取り出されているようなのでこれはいいな、と感じました。 ただ、表示方法は、相手先別のグルーピング(伝票式になっていない=TBLの生のデータによる表示)でないののが、 いかがかなな、とおもいました。 なお、メインフレームからは、月単位でサーバへデータを落とし、それを元に検索する方法です。 | |||
21531 | DataNatureとは | 佐田 守弘 | 2003/07/23-00:54 |
記事番号21529へのコメント 山田さん 既にDataNatureを見ておられますでしょうか。 詳しく説明し出すと、1冊の書籍になってしまいますので、ここでは簡単に説明します。 ●データ参照系のフロントエンド・ブラウズソフト データの扱いには大きく分けて、入力系と参照系の2つの使い道があります。 桐はデータベースソフトであり、参照系もさる事ながら、入力系の操作性もかなり工夫されています。 DataNatureは、基本的にはデータベースソフトではありません。 当時メーカーでは「データ活用ソフト」という新しい範ちゅうのソフトと言っておりましたが、 言い換えれば、蓄積されている多量のデータを取り込んで、簡単な操作で抽出や並べ替え、 関連付けなどを行ってビジブルに簡単表示するソフトです。 データベースをバックに持ち、それを活用するためのフロントエンドのブラウジングアプリとも言えるでしょう。 「そのデータから何が読み取れるのか?」を見るために、 とにかくデータを捏ねくり回してみたいという時には最適なソフトです。 ●BUIによる簡単操作 BUI(Bottom User Interface)と名付けられた「どこでもボタンを押せば、それで操作が行える」が特許も取得している技術です。 要するにメニューなどはなく、アイコンや各種のデータそのものがボタンになってそれを押すだけで操作が行えます。 ●出力は限られる 一覧表形式にしても、クロステーブル形式にしても、形式は限られていて、 所定の書式で表示と印刷が簡単に行えます。 グラフは多少は飾りが付けられますが、余り凝った事は考えずに、 とにかく簡単操作で「さっと見られる」を主眼とすべきと思います。 ●バックのデータベースとの組み合わせが便利 Accessでも桐でも同じですが、バックに何らかのDBを背負っておく必要があります。 そしてそのデータを閲覧するのにDataNatureを使うのが賢い方法なのかと思います。 古い記事ですが、私のサイトの以下のページにも簡単な説明がありますので 参考にしてみて下さい。 http://www.m-sada.com/danae/dn2_01.html DataNatureについては、2冊の書籍を執筆させて頂き、 データをいろいろな角度から眺めると、 つい見逃しがちな「こんな事も分る」を物語風に書いてみました。 まだメーカーには残っていると思いますので、読んで頂ければ幸です。 佐田守弘(KS-00119) | |||
21559 | Re:ありがとうございました | 山田 | 2003/07/23-19:48 |
記事番号21531へのコメント 佐田 守弘さん ありがとうございます。 概要が大変よく分かりました。また、佐田さんのサイトも見ました。 佐田さんがこれについての御本までお出しだったとは。名のあるソフトなんですね。 今後ともよろしく |