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211 | 桐ver.5でNECプリンタに9.6Pで出力したい | 日比野 敦 | 1998/5/19-20:44 |
桐Ver5で9.6Pで作成したレポートを、NECのレーザプリンタ
(PC−PR2000X2)で出力すると10.5Pで出てしまう。 うまく9.6Pで出せる方法をどなたかご存じありませんか。 |
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214 | Re: | 佐田 守弘 | 1998/5/21-00:48 |
NECのプリンタとは、PC−PR系のプリンタの事だろうと思いますが、このシリーズのプリンタでは、MS-DOS版の桐からの印刷では、9.6ポイントの印刷は不可能です。 その理由ですが、PC-PRシリーズは、9.6Pのフォントを持っていないためです。 これについて、もう少し詳しく説明しておきます。今から15年ほど前に最初の24ドットシリアルプリンタPC-PR101が発売されました。 このプリンタはドット密度が160dpiで、今で言う10.5ポイント相当の文字サイズです。 その後、エプソンその他のメーカーから24ドットプリンタが出されました。同じNECでも別の事業部からNMシリーズが出ました。これらは180dpiで9.6ポイント相当です。 なぜ最初のPC-PR101だけがドット密度が粗かったのかは分かりませんが、この当時はそれが技術的な限界だったのかも知れません。 NECのPC-PRシリーズはその後多数の後継機種が出されますが、いずれも最初の160dpiを踏襲しています。 そして、レーザープリンタが出た時も、それを踏襲したものか、他の機種が9.6ポイントを標準としたのに対して、PC-PR601(でしたか?)は、10.5ポイントが標準になった様です。 多分それまでのPC-PR201シリーズと同じ文字サイズにする必要があると考えたのでしょう。 メーカーのコンセプトの問題だと思います。 ですから、このプリンタだけは他のプリンタと違って、9.6ポイントでの印刷が物理的に不可能です。 佐田守弘 (KS-00119) |