過去の桐井戸端BBS (桐ver.6)
198 給与計算について(LOOKUP関数と#表引き関数) 増山 武 1998/5/12-09:53
桐v6で給与計算する場合についてお伺いします。
所得税額や給与所得控除額を#表引きを使って入力するとしたらどのようにするのでしょうか。
これまではExcelやLotus123などでLOOKUP関数を使って入力してきましたが、桐ではどうするのかわかりません。
よろしくお願いします。
200 Re: 伊勢 寿之 1998/5/12-14:05
私も給与計算を桐でおこないと思っています。
#表引きは表定義の計算項目で使用するのですか?
だとしたら各個人の所得税額、給与初等税額の表を作成するのですか?
個人名、社員コード番号、所得税額等の項目を表で作成し、社員コード番号で表引きを行うのですか?
コメントがちぐはぐでしたらお許し下さい。
表定義の計算項目入力でサブ画面を開き、桐関数からその他をクリックしますと表引きについてのガイダンスが出ますので
参考にしてみたらいかがですか。
給与計算についてなにかアドバイスがありましたらよろしくお願いします。
201 Re: 増山 武 1998/5/12-15:24
伊勢寿之さん、はじめまして。
実は給与計算そのものはExcelを使って、13人分の出力を個別明細票の印刷まで含めても10分足らずで処理できては
いるのです。
マクロも使っていません。ですから事務処理の必要性はないのですが、この1月に桐に触れて、いろいろな定型処理を
したくなってきたのが本音です。
というわけで桐で給料計算する具体例をわかりやすく知りたいと願っているわけです。
桐はExcelの延長線上で使える優れものという印象だけは確信しています。
203 Re: はまだ 1998/5/13-21:05
はじめまして、私自身は給与計算にかんしてはわかりませんが、最近定型処理に準ずる仕事をLotus123V2.4から
Excelに移行しようとしています。
(定型処理は桐V5.02一括処理)Excel自体はかじりはじめなのでよくわかりませんが、桐表引き関数はExcelの
VLOOKUP関数にもっとも近いものと思っています。

例として Excel
VLOOKUP("参照セル","検索範囲(範囲名)","検索列番",FALSE/Tule)


#表引き("比較項目",=,"検索ファイル","検索項目","値項目")

主な違いとしては、検索範囲が桐では別ファイルに置かれる事です。これはメインのワークシート部分(元表)が
検索対象データ(行)及び項目(列)の増減の影響を全くうけない事を意味します。データ量の大きさもまた表計算ソフトの
比ではありません。

もう一つ、表計算ソフトのセルは値と計算式、フォント等の属性が混在した形となっていますが、桐等のデータベスソフトは
表の定義(計算式、属性の設定)と表編集(値の入力)が最初から明確にわかれています。

マクロを使用しないとのことですので、条件設定セル範囲、作業用参照セル範囲を駆使されて給与計算でどのような
計算式、条件設定が必要なのか熟知されておられると思いますので、桐への移行も簡単にできると思います。
204 Re: 丸山龍一 1998/5/14-16:01
表引きについてのお答えにはなっていないかもしれませんが、「電子計算機等を使用して源泉徴収税額を計算する方法を
定める大蔵省告示」というのがあります。
この計算式で算出した税額は源泉徴収税額票の金額とほとんど同じになり、差額は年末調整ので清算すればよいようです。
なお、社会保険料は標準報酬月額表をそのまま写して表引きします。
206 Re: 多賀 1998/5/15-09:02
桐の表引きについてですが、私も最初は大変悩みました.
  (夜も眠れないくらい・・)
でも、なれてしまえば非常に簡単な式です.
では、売上入力を例にご説明いたします.

 売上入力.tbl・商品.tbl
この台帳を作り、売上入力tblの商品コードを入力すると商品名が入る.

[商品名]の項目計算に#表引き([商品コード],=, 商品,[商品コード],[商品名])
と、設定します.

また条件選択の中に表引きを設定することも可能です.
213 LOOKUP関数と#表引き関数 はまだ 1998/5/20-23:45
桐をある程度お使いの方なら
#表引き([比較項目],=,"ファイル名",[検索項目],[値項目])
は必須の関数であるとおもいます。比較演算子が"="の場合は、このBBSでもよく説明されておられる方がおいでますので
あらためて説明するまでもないと思いますが、比較演算子に>が用いられる場合を実例で紹介したいと思います。

この場合の給与計算でもそうですが、むずかしくなりますのでプロパイダ料金表を題材とします。

[使用時間] 月の使用時間 [料金] 月額料金
10H未満 1000円
10H以上20H未満 2000円
20H以上30H未満 3000円
30H以上 4000円

作成する基本料金のマスタ表はつぎのようになりますね。

[使用時間] [料金] [使用時間]整数,[料金]通貨 とします。
0 1000
10 2000
20 3000 ファイル名を基本料金.TBLとします。
30 4000

月次ごとの使用時間を入力すると月額料金を算出するTBLの項目を[月次][時間][金額]としファイル名をプロパイダ
料金表.TBLとしますと計算式は以下のようになります。

#表引き([時間],=>,"基本料金",[使用時間],[料金],"降順")

月の使用時間入力項目[時間]に12(時間)と入力すれば基本料金TBLの12以下の数値10を検索し2000円を返して
きます。
この時注意してほしいのは昇順でならべますと最初に12以下の数値0を検索し1000円を返してきますので表引き関数の
索引パラメータに降順を設定します。

VLOOKUP関数の仕様は以下のようになっていますので昇順で整列させなければなりません。ここが計算式移行に
際しての注意点となります。

(検索値 が見つからない場合は、検索値 未満で最も大きい値が使用されます。
範囲 の左端の列のデータは、昇順に並べ替えておく必要があります。
検索パラメータが真の場合)

以上、長くなりましたが参考になる事があれば幸いです。

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