過去の桐井戸端BBS (桐ver.8)
4127 桐ver.3から桐ver.8へ 坂本 2000/1/11-16:03
全く初歩的な質問で恐縮なのですが、現在私の勤務先ではPC9801RAに入った
桐ver.3が現役で活躍しています。膨大なデーターが入っており、また前任者
が作成したマクロ等で私にはちんぷんかんぷんです。とはいえこれからは私が
(そのデーターを)何とかしなければいけないのですが、今私のまわりにMS-DOSや
桐のことがわかる人間は1人もいません。今度PCを買い換えるにあたり、桐ver.8
も購入しようと考えています。V3の.TBLをV8で単純に開けるのでしょうか?一括処
理等はどうなるのでしょうか?
4132 Re:桐ver.3から桐ver.8へ 関口喜人 2000/1/11-22:58
記事番号4127へのコメント
坂本さん、はじめまして

>V3の.TBLをV8で単純に開けるのでしょうか?
実際にやったことはないのですが、V3からV5へ変換してから、V8にアップするやり方なら
TBLは上手くいきそうです。
しかし、日付型項目など、仕様が変わっているので、注意が必要です。
詳しくは、ここの幅田さんのHPの過去のBBSを参考にしてみてください。
最悪、新しいPCのDOSモードでV3を動かす方法も?

>一括処理について
どの程度の一括処理かはわかりませんが、作り直しが必要ではないかと思われます
画面表示コマンドなど、廃止されてしまったものもたくさんあり、Windowsの仕様に合った
一括処理を組む必要がありそうです。

また、フォームやレポートも、作り直しが必要になっています。


4135 桐ver.3から桐ver.8へは単純には困難 佐田 守弘 2000/1/12-00:00
記事番号4127へのコメント
坂本さん
御質問の件が、「V3の.TBLをV8で単純に開けるのでしょうか?」との事ですが、桐
ver.3のデータは、桐ver.8では単純には利用できません。
利用できないわけではありませんが、いろいろな難関があります。

多少なりとも桐の知識とMS-DOSの知識さえあれば、簡単な事ですが、そうでない場合
には、難しいかも知れません。喩えて言えば、「自転車に乗る」「プールで10m泳ぐ
」といった難しさです。

とりあえず、問題となる点を述べておきます。

@桐ver.8で桐ver.3のデータの利用
桐ver.8は、桐ver.5のデータは自動変換して読めますが、それ以前のバージョンは
読めません。ですから、関口さんも書かれている通り、一度桐ver.5で変換してから
桐ver.8にもう一度変換する事が必要になります。
ただし、私の経験では、一部の表で桐ver.3→5の変換を行うとエラーが発生した場合
があり、本来は、3→4→5と順に変換する方法がお勧めです。少なくとも、表データ
に関しては、この方法で完全に移行できるはずです。

しかしながら、上記の方法には桐ver.5が必要になります。これがない場合には、桐
ver.3で表の枠組みとデータをK3ファイルに書き出しておき、桐ver.8でこれを読み込
む方法で移行します。

A表以外のデータ
帳票は、K3ファイルに書き出して移行する事はできません。桐ver.5経由で移行する
事は一応できますが、桐ver.8で作り替えが必要になるでしょう。

一括処理(マクロ)も、コマンドレベルで必ずしも完全互換ではありません。
MS-DOS環境ゆえに必要だったコマンドで、Windows環境では使えないもの(使う必要が
なくなったもの)がいくつかあります。
もし、前任者が桐の初心者だったとしたら、標準的なコマンドしか使ってなく、その
まま移行できる可能性があります。しかしながら、桐の達人だと、桐ver.8では使え
なくなった特殊なコマンドを使っている場合があります。特に、この頃の桐のプロが
作成した一括処理は、ほとんど全滅だと思った方が良いでしょう。

Bメディアの互換性
これは落とし穴です。桐ver.3が稼働しているマシンの型番と、MS-DOSのバージョン
、およびフロッピーディスクのサイズはどうなっておりますでしょうか。
当時のマシンだと、PC-9801シリーズで、場合によっては5インチドライブの場合も
あります。このデータを現在のDOS/Vマシンにどうやって移行させるかも、課題です
ね。もちろん、不可能ではないのですが、高度なMS-DOSの知識が必要です。
3.5インチでもデータ容量が多いと、移行させるにはそれなりのMS-DOSのツールが必
要でしょう。

もし、回りに相談できる人もなく、御自身でそれをできる自信がないとしたら、専門
家に相談してみるのが近道かも知れません。

佐田守弘(KS-00119)

4137 Re:桐ver.5なしで桐ver.8で読み込む 幅田 2000/1/12-09:38
記事番号4135へのコメント
>ただし、私の経験では、一部の表で桐ver.3→5の変換を行うとエラーが発生した場合
>があり、本来は、3→4→5と順に変換する方法がお勧めです。少なくとも、表データ
>に関しては、この方法で完全に移行できるはずです。

ver.5がないからいまだにver.3でシステムが稼働していると思いますが..
ver.5があればとっくの昔にver.5に移行しているのでは?
ver.8に移行するためだけにver.5を購入するのもどうかと思います。

>しかしながら、上記の方法には桐ver.5が必要になります。これがない場合には、桐
>ver.3で表の枠組みとデータをK3ファイルに書き出しておき、桐ver.8でこれを読み込
>む方法で移行します。

ver.5以前の表ファイルは定義(再定義)で開いて、定義の終了時に保存することで
ver.8の形式で保存できます。
変換前の表ファイルは、ver.3ならtb3、ver.4ならtb4、の拡張子がついて残ります。
TBLの拡張子がついたものが、ver.8となります。

昔の資産である表データについては、この方法で移行できますが、
帳票や一括処理については佐田さんもおっしゃっておられたように、ver.5に変換した
ところで、ver.8とは大幅に仕様が違い、結局最初から作り替えることになるので、
この際思い切ってver.8で最初からシステムを構築しなおすことを考えた方が
よさそうです。

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