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22748 | 表を共有モードで開いた方が良いのはどのような場合でしょうか | 沼田 | 2003/10/13-14:40 |
佐田さん、表のオープン/クローズに関して丁寧な解説をありがとうございました。(No.22734) 簡潔、且つ丁寧に解説いただき、よく分かりました。 今回の質問も緊急を要するものではありませんが、 今まで"何気なく"使ってきたような所もありますので、 今後のためにお教えいただきたいと思います。 表のオープンにはモードを選択できます。 「共有」と「専有」と、その組み合わせです。 その原理と、主にどのような狙いでモードを設定すべきかについて整理された解説がないものかと探してみましたが、 残念ながら見つけることが出来ませんでした。 市販の解説本などにはあるのかもしれませんが、 不精をしていますので手元にはありません。 そこで、いつもながらに自分で勝手に決めつけたような考えを持っていますが、 間違っているような所があればぜひ色んな方からのご指摘をいただきたいと思います。 テーマは、表を共有モードで開いた方が良いのはどのような場合か、です。 「共有」という言葉からすると、例えばネットワークなどを介して、実際に A君やB君などの複数の人間が1つの表を同時に使う時に指定するモード、というイメージがあります。 たぶんそれは間違っていないだろうし、元々はそのような使い方のためにあるものだろうと思えます。 一方で「専有」というのは自分一人が使うような場合のモードと言えるのでしょうが、 これはA君一人が使っているという意味合いではなくて、その表が"同時に編集されることがない状態" ということなんだろうと思っています。 一つの表Aを開いている途中で、別の表Bを開いて作業し、表Bでの作業結果によって表Aの項目値を変更する、 などの使い方も実際には多いと思いますが、 この場合などは同じ表Aの項目値が複数の方法で変更されるという状態にはなりますが、 "同時に"ということではないので「専有」モードに対する違反ということにはならないのだろうと思っています。 他にも、表Aを開きっぱなしにしておきながら、 いくつかの手続き内から表Aに対して編集作業をする、などの使い方も多くあるように思います。 この時、それぞれの手続きは同じ表Aを「共有」している、などという表現をしてしまいそうですが、 「共有モード」というはこのような状態を指すものではないのだろうなとも思っています。 とすれば、表を共有モードで開いておかなければならないのは他の人間(他のプログラム?)が 同時に編集する場合のみ、と考えても良いのでしょうか。 もっと端的に言えば、スタンドアローン形態のプログラムでは「共有」で表を開くことが 必要な場合は"無い"、と考えても良いのでしょうか。 | |||
22751 | Re:表を共有モードで開いた方が良いのはどのような場合か | 佐田 守弘 | 2003/10/13-17:22 |
記事番号22748へのコメント 沼田さん 共有と専有の使い分けについてですが、原則は自分一人で使用するか、複数ユーザで共有するかで決まります。 これは、簡単にはスタンドアロンかネットワークかに対応しますが、 以下に述べる様に、スタンドアロンで「もう一人の自分」が同じ表を使う場合の様なケースも考えられます。 1)ネットワークで共有で利用する場合 ネットワーク上で1つの表を複数ユーザーで共有し、かつ、 それぞれのユーザが表の編集を行う場合には、共有で開く必要があります。 しかし、管理者が表のメンテナンスを行う場合など、他のユーザによる利用を遮断したい場合には、専有で開く場合があります。 また、特に、表の再定義を行う場合には、ネットワーク場であっても専有モードで行う必要があります。 2)スタンドアロンで利用する場合 原則的には専有モードで構わないでしょう。 専有モードであれば、バックアップ有のモードで表を開けますし、また表の再定義も行えます。 スタンドアロンでも共有で開くことは可能です。 この場合には、表の再定義は行えません。 またバックアップなしのモードになります。 しかしもう1つ桐を起動して現在編集中の表を新たに開くことが可能になります。 これは、現在絞り込み途中の表があって、絞り込みを解除することなく、 元の表の状態を表示したいとか、異なる絞り込み状態を比較したいといった使い方ができます。 なお、上記で「もう1つの桐」と書きましたが、より正しく言えば、 もう1つの「桐の動作環境」です。 桐のプログラム自体は、メモリ上に1つしか展開されていませんが、 変数領域などを含めた動作環境が独立に作られます。 スタンドアロンで同じユーザが使っていても、異なる動作環境のユーザは、別のユーザとして扱われます。 一方、同じ動作環境の中で1つの表を開くのは、共有ではなくて多重化になると思います。 佐田守弘(KS-00119) | |||
22753 | Re:表を共有モードで開いた方が良いのはどのような場合か | hidetake | 2003/10/13-18:57 |
記事番号22751へのコメント >なお、上記で「もう1つの桐」と書きましたが、より正しく言えば、もう1つの >「桐の動作環境」です。桐のプログラム自体は、メモリ上に1つしか展開されて >いませんが、変数領域などを含めた動作環境が独立に作られます。 一応,再掲・・・ :-) 一括処理のファイルのリンクのアイコンをデスクトップにおいていますが2重起動の禁止はできますか http://www.fuku3.com/~habata/kbbs/kakov8/16528.htm > 16553 Re:桐の2重起動の禁止はできません 野良犬 2002/07/10-21:33 > こんばんは。 > > >これは桐が二重起動しているのではなくて、新しいタスクバーをもう1つ作っている > >状態です。 > > 実行ファイルは1つでも、それぞれ別のプロセスになりますから、2重起動という理解でい いと思います。 > 本題に関係なくてすみません。 > > 16554 Re:桐の2重起動の禁止はできません hidetake 2002/07/10-22:01 > 記事番号16553へのコメント > >実行ファイルは1つでも、それぞれ別のプロセスになりますから、 > >2重起動という理解でいいと思います。 > > 私もそう思います. > > 一括処理を開く場合は,起動オプションで言えば /AO と > 一緒の扱いで,別の桐のインスタンスを強制的に起動して処理する事になります, > > それから,XP(NT系) を使っていたりすると,タスクマネージャーで > プロセスID 等や使用メモリなど簡単に確認できます. > もっと詳しい情報を知りたければ,ProcessWalker > http://www03.u-page.so-net.ne.jp/tb3/katsu-y/product/pw.htm > 等で確認する事もできます. > |