23:桐の表データを、ワープロソフト一太郎の差し込みファイルにしたい
一太郎の差し込みファイルは一太郎の文書ファイルの他、テキストファイルでも使えます。
一太郎の設定で読込形式が通常の場合
1データが1行で、項目数の行数で1レコードとなります。
例:氏名、郵便番号、住所の3項目のレコードの場合
原 敬
530-0011
大阪府北区ひばりケ丘10-2-13
夏目 漱石
543-0022
大阪府天王寺区中町5-5-5
田口 卯吉
212-0031
神奈川県川崎市中原区中町5-5-5


一太郎の設定で読込形式がリンク形式の場合
データの区切りをカンマで区切って1レコード1行のテキストファイルとなります。
例:
原 敬,530-0011,大阪府北区ひばりケ丘10-2-13
夏目 漱石,543-0022,大阪府天王寺区中町5-5-5
田口 卯吉,212-0031,神奈川県川崎市中原区中町5-5-5
このファイルを桐で作るのは非常に簡単です。
作成したい表を開き、必要なレコードを絞り込んでおきます。
ファイル→書き出し→テキストを実行します。
ファイル名(拡張子はTXT)を入力し、区切り文字には,(カンマ)を指定し、書き出し項目を>又は>>で指定してから実行を押します。
これで作成されたファイルがそのまま一太郎の差し込みファイルとなる訳です。

ただし、データの中に,(カンマ)が含まれていると思うようなところに差し込みが行われず思わぬ結果になることがあります。
これを防ぐには、やはり読込形式が通常で行う差し込みファイル(1データが1行で、項目数の行数で1レコードとなるもの)を作成する必要があります。

そこでそのようなデータのテキストファイルを作成する一括処理を作ってみました。
ダウンロードはこちら
ファイル名 sasikomi.exe (自己解凍型圧縮ファイル ファイルサイズ4KB)
ダウンロードした後、このファイルを実行すると SASIKOMI.CMD が作成されます。
一括処理の使用方法
 作成したいデータの表を開き、必要なレコードを絞り込んでおきます。
ファイル→一括処理実行を選び、この一括処理ファイル(SASIKOMI.CMD)を選択してOKを押します。

 一括処理が実行されます。
まず最初に差し込みファイルのファイル名を入力します。(拡張子はTXTとしておく)
最初の項目から順番に、データを作成するかどうか聞いてきますので、その項目のデータを作るならOK、作らないならキャンセルを押していきます。
 指定し終わると、作成する項目数の数とファイル名が表示されるのでOKを押すと、そのファイルが作成されて終了します。表示された項目数を一太郎の差込枠作成のところで入力して下さい。
*一太郎 差し込みファイル作成プログラム  Copyright(c) 1998 KoujiHabata

変数宣言 固有,数値{&項目位置,&判断,&作成数,&項目作成[#項目数]}
変数宣言 固有,文字列{&CMD,&ファイル名}

ファイル名入力 初期値="*.txt",プロンプト="作成する差し込みファイルのファイル名を入力して下さい",&ファイル名

&項目位置=1
&作成数=0
繰り返し (&項目位置=<#項目数)
 確認 "["+#項目属性(&項目位置,1)+"]を書き出しますか?",&判断  
  条件 (&判断=1) &項目作成[&項目位置]=&判断
  条件 (&判断=1) &作成数=&作成数+1
  &項目位置=&項目位置+1
繰り返し終了

 確認 "項目数="+#文字列(&作成数)+" "+&ファイル名+"を作成します",&判断
 条件 (&判断=0) 終了

 ジャンプ 行番号=先頭
 印字開始 &ファイル名
  繰り返し (.NOT #終端行)
    &項目位置=1
     繰り返し (&項目位置=<#項目数)
       条件 (&項目作成[&項目位置]=1) コマンド "印字 ["+#項目属性(&項目位置,1)+"]"
       &項目位置=&項目位置+1
     繰り返し終了
   ジャンプ 行番号=+1
  繰り返し終了
 印字終了

確認 "終了しました"
終了

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